全員が納得する話し合いはできる。誰も負けない、誰も勝たない、民主的な解決方法を紹介。【勝負なし法】

ぶっきー(c5takuya)です!

 

今日も自分の意見を尊重してもらえなかった。

 

話し合いを終えて、そんな納得のいかない気持ちになることってありますよね。

 

それには、いろんな理由があると思います。

  • タイミングをうかがっていたら言えなかった。
  • 力関係があって言いにくい。
  • 勢いに押されて、言い負けてしまった。

 

話し合いでは、お互いの価値観が対立することがあります。

そのため、お互いに感情的になってしまい、話し合いがうまく進まなくなることは多いです。

 

話し合いがうまく進まないのは、自分の考えを守ることに必死になってしまっているからです。

 

大切なことは、相手を尊重する話し方をすることです

 

こうすることで、相手に余裕ができ、自分も尊重されやすくなります。

互いの尊重を基本とし、その上で、これから紹介する全員が「納得する話し合いのフレーム」を実践することで、全員が納得して話し合いを終えやすくなります。

 

この記事では、「全員が納得できる話し合いが難しい」と感じている人に向けて、全員が納得して話し合いができる「勝負なし法」という方法を紹介していきます。

 

勝負なし法とは?

『勝負なし法』とは、誰も負けない、誰も勝たない、勝ち負けを決めない対話方法です。

話し合いをする際、一方の意見が通って、もう一方の意見が通らないという場面はよくありますが、『勝負なし法』では、全員の意見を取り入れ、解決方法を見つけます。

 

『勝負なし1962年、アメリカの臨床心理学者「トマス・ゴードン」博士は、親のためのリーダーシップ訓練講座の「親業」を始めました。

「親業」は、次の3つの柱から成り立っており、「勝負なし法」は3つ目の「対立を解くこと」の技術です。

 

  1. 聞くこと
  2. 話すこと
  3. 対立を解くこと

出典:親業訓練の理念

 

話し合いの基本

それでは、「勝負なし法」について具体的に説明していきます。

話し合う上で、基本となる2点について説明していきます。

①相手を理解するための「能動的な聞き方」

人は、誰しも「理解されたい。」という欲求があります。

そこで、能動的な聞き方をすることで、「あなたの話を理解してますよ。」というメッセージを送ります。

能動的な聞き方には、3つの方法があります。

 

❶相手の話を繰り返す。

「僕、いじめられたんだ。」

「いじめられたんだね。」

❷相手の話をまとめて、自分の言葉で言い換える。

「嫌なことされたんだね。」

❸相手の気持ちをくんで、言葉にする。

「いじめられて、とても辛いんだね。」

 

❸に近づくほど、相手が自分の話を理解してくれていると感じます。

相手の感情に注目して、話を聞いてみましょう。

 

②相手を傷つけることなく自分の主張を伝えるための「わたしメッセージ」

わたしメッセージとは、「わたしはこう思うよ。」と自分の感情を相手に伝えることです。

 

例)家族でご飯を食べている場面。こどもがスマホをさわっている。

・よくある関わり方

→「食事中にスマホはダメでしょ!』

・わたしメッセージ

→「食事中にスマホを触っていると、落ち着かなくて嫌だな」

 

人は、上のよくある関わり方のように、いきなり要求をぶつけられると、嫌な気持ちになります。

しかし、「わたしメッセージ」のように、素直な気持ちを伝えると、自分の気持ちを理解してくれやすくなります。

 

問題解決6段階

では、具体的に「勝負なし法」をみてみましょう。

全部で6段階あります。

 

⑴お互いの欲求をはっきりさせる

十分時間をとってしっかりと聞き、伝え、何が問題なのかを明確にする時間です

以下の2点を意識しましょう。

  • 相手の欲求や気持ちを能動的に聞く
  • 自分の欲求や気持ちをわたしメッセージで伝える

もっとも重要な時間です。

お互いの課題感が何なのか明らかにしてから、次の段階に進みましょう。

⑵ブレーンストーミング

解決案を思いつくまま、箇条書きにしていきます。

ここで、大切にすべきことは、以下の4つです。

  • 判断・結論を出さない(結論厳禁)
  • 粗野なアイデアを歓迎する(自由奔放)
  • 量を重視する(質より量)
  • アイディアを結合し、発展させる(結合改善)

なんでもありの、意見出しです。

冗談のような意見でもOK。

⑶出た案をひとつずつ検討する

出た案の結末を予想していきます。

このとき、大事にすることは、お互いの欲求です。

自分が受け入れられない案は、素直にそうだと伝え、相手が譲っていないか気をつけて進めます。

⑷解決策を決める

お互いの欲求が満たされる案を選ぶために、ひとつずつ◯✖️をつけていき、全員が納得できるものを選びます。

全員が納得できない場合は、納得できない人の欲求を確認し、新しいアイデアをみんなで出します。

⑸実行計画を立てる

いつ、誰が、何をするか、具体的に決めていきます。

忘れないように紙に書いて記録しておきます。

⑹しばらくやってみて結果をみる

うまくできているか、満足しているかを、相手に聞いてみます。

うまくいってないときは、もう一度話し合います。

決めたことでも、満足いかない場合は、いつでも変えられるということが大切です。

注意点 時間がかかる

 

見たらわかるように、時間がかかりそうですよね。

実際、全行程を丁寧にやると、めちゃくちゃ時間がかかります。

時短のためにできそうなことを挙げました。

  • ブレーンストーミングは時間を決める
  • 「⑶出た案をひとつずつ検討する」はせず、有望なアイデア何個かにしぼって検討する。
  • 「⑷解決策を決める」で、すべての◯✖️はつけず、有望なアイデアの◯✖️を優先的に確認する。

まとめ

話し合いの基本

  • 能動的な聞き方
  • わたしメッセージ

問題解決6段階

  1. お互いの欲求をはっきりさせる
  2. ブレーンストーミング
  3. 出た案をひとつずつ検討する
  4. 解決策を決める
  5. 実行計画を立てる
  6. しばらくやってみて結果をみる

 

時間はかかりますが、互いに納得いくアイデアを出すために、これ以上ない丁寧なステップを踏んであると思います。

毎回この通り、やるのはめんどうだと思う方は、話し合うメンバーで2つの基本と問題解決6段階の共有だけ行うといいです。

そして、話し合いがうまくいってないなと感じたら、これらを確認して足りてないところをやるというのは、有効だと思います。

 

話し合いがうまくいくかどうかで、人間関係や、仕事の結果などあらゆることに影響が出てきます。

それを、話し合いの技術を学んでやってみることで改善できるなら良いですよね。

 

「勝負なし法」を学んだ今、あなたの普段の話し合いと比べてどう思いますか?よければ、この記事をシェアして感想を聞かせてください。

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