PAの「フルバリューコントラクト」ってなに?どうやって使えばいいの?

ぶっきー(@c5takuya)です!
プロジェクトアドベンチャーの「フルバリューコントラクト」
直訳すると、「すべての価値の契約」。
初めて聞いたときは意味がよくわからなかったです。よくわからなかったので使い方もわかりませんでした。
今回は、そういう人に向けて普段冒険教育に関わっている自分が、PAのような冒険教育をしたい人に向けて、フルバリューコントラクトの意味と使い方をまとめてみようと思います。
以前参加した元プロジェクトアドベンチャージャパンの方から聞いた話も参考にしています。

PAJのホームページにはなんて書いてあるの?

まず、公式ホームページの情報を見てみましょう。
PAプログラムでは、プログラムを始める前に簡単な約束をしてもらいます。これをフルバリューコントラクトといいます。これは、お互いの努力を最大限に評価するという約束です。つまり、「自分を含めたメンバーをけなしたり、軽んじたりしない」、具体的には「お互いの心の安全と身体の安全を守る」、「自分に正直である」、「ネガティブなことにこだわらない」などがあげられます。
このページによると、「お互いの努力を最大限に評価するという約束」のようです。
この言葉からは、互いに「がんばったね!!」と言い合う様子などが思い浮かびますが、その捉え方は少し違うようです。
なので、この言葉の元となった言葉を引用して、もう少し詳しく説明したいと思います。

フルバリューコントラクトの元となった言葉は?

「フルバリューコントラクト」の元となった言葉は
「ノーディスカウントコントラクト」です。
この意味は「軽んじない約束」です。
何を軽んじないのかというと、「その場に起きること」です。
つまり、「ノーディスカウントコントラクト」の意味は、
「その場におきることすべてを軽んじないという約束」です。
どういうことかというと、
チームで起きた対立や嫌な気持ちなどをなかったことにするのではなく、
「そこに学びがある」と考えます。
「なぜ、今対立が起こったのだろう?Aさんはなぜ怒ったのだろう?Bさんはどう感じていたのだろう?」
とその場で起きたことから学びを得ようという考えです。
ノーカウントにするんじゃなくて、ちゃんとカウントしようぜってことです。
まとめると、
「その場に起きることすべてに価値があるという約束」
になります。
「ノーディスカウント」の「ノー」という部分がPAっぽくないということで、
ポジティブな意味を示す「フルバリュー」へと変えられたそうです。
フルバリューコントラクトは、どんなことからでも学べることがあるという姿勢を求めていたんですね。
なぜ、このような約束をするかというと、チームと個人が持続的に成長していくためです。
PAでは、チームと個人が持続的に成長していくための約束を6つにまとめています。

具体的にどんな約束をするの?

6つのことを約束します。

  • 安全に
  • 今ここに
  • 正直に
  • 目標に向かう
  • 自分と他者を大切にする
  • 手放して前に進む
フルバリューコントラクトでは、上の6つのことを軽視しないように約束しています。
活動を行っていると、「目標に向かう」場面や、「安全」に関する場面などが現れてきます。
そのようなことを軽視せず、自分たちチームにとって価値がある場面として向き合います。

どう使うの?

さて、意味を知っていても使えなければ意味がありません。
フルバリューコントラクトは、チームが持続していくための約束であり、使い方としては、「振り返り」の視点として使えます。
フルバリューの6つの視点に対して、起こった事実がどうだったかということを振り返ります。
例えば、「安全に」について。
活動中、誰かが人を馬鹿にするような言葉があったとします。
その際、振り返りで「安全に」に関して振り返れることがあると思います。「自分と他者を大切にする」でも良いかもしれません。
フルバリューコントラクトは、チームと個人が持続的に成長していくためにあるものなので、この振り返りを通して、個人とチームが成長していきます。

 

ぶっきーはどう使っているか

僕自身が使うときは、フルバリューを参加者に提示することはほぼしていません。

なぜなら、提示されたものを振り返るというのは、やらされ感があると感じているからです。

ビーイングという活動があるんですが、そのチームとして大事にしたいことを参加者に出してもらうようにして、それをフルバリューコントラクトとして使うようにしています。

このように、フルバリューコントラクトはあくまで、PAがまとめたチームと個人が持続的に成長していくために大切なものであり、目の前のチームが大事にしたいこととは違うと思っています。

ですので、実際に活動を行う際はあの6つじゃなくてもいいと思います。ファシリテーターは参考として6つの視点を持っていると、チームを観る上で役に立つと思います。

まとめ

  • 意味→「その場に起きることすべてに価値があるという約束」。
  • 持続的に成長するための6つの視点がある。
  • 振り返りのときに使える。
以上です!
振り返りの6つの視点は、ぜひ自分自身の日頃の体験の振り返りにも使ってみてください。きっと気づきがあるとおもいますよ!
これからも、幅広く教育について発信&交流していきたいと思っているので、感想やコメントを気軽におねがいします!
https://letterpot.otogimachi.jp/users/8157

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